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管理栄養士に聞くカレーの健康効果のウソ・ホント

2017.08.24

管理栄養士に聞く!カレーの健康効果ウソ・ホント

普段、何気なく食べているカレーには、意外と知らない健康効果がある。ただ「好きだから」食べているという人も、健康やダイエットのために食べてみるのもいいのではないだろうか。

そこで、世間に広がっているカレーの健康効果の噂を検証すべく、管理栄養士のながいかよさんに聞いてみた。

●カレーが二日酔い予防に良いって本当?

「カレーのスパイスの中には、ウコンがあります。ウコンには、クルクミンという黄色いポリフェノールが含まれており、二日酔いの原因であるアセトアルデヒドの代謝を高める力があります。飲み会のある日には、ぜひ事前にカレーを食べておくと二日酔いを多少予防できるかと思います。ただ、一般的なカレーにはウコンの量が少ないため、スパイスベースのインドカレーのほうが多く摂取できます。普通のカレーに、ウコンの粉を持参してかけて食べるのもいいでしょう」

●カレーで冷え性が改善する?

「ハウス食品が2000年に行った調査では、冷えの自覚症状を持20~30代の女性10人のうち、スパイスが30種ほど入ったカレーを食べたところ、手足の指の表面温度が、スパイスの入っていない疑似カレーよりも著しく上昇した結果が出ています。カレーを食べ終わった後も、長時間に渡って温度が上昇したということから、カレーは新陳代謝を高め、自律神経を適度に刺激することが分かりました。カレーのような辛いものを食べるとポカポカするというのは、確かなことのようです」

●カレーで風邪予防ができる?

「風邪は免疫力が下がるとかかりやすくなります。体温が一度上がると、免疫力は30%ほど上がるといわれています。カレーのスパイスは体温を上げるため、免疫力を高めるために使えることがあるでしょう。また、カレーのスパイスには、疲労回復効果や発汗作用、新陳代謝を高める作用などさまざまな効果があります。体が活性化し健康になることによって、風邪予防ができるのかもしれません」

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