■荷物や座席に関する注意が4割近くにのぼる
調査の結果、気を付けている事柄に関して「荷物の置き方」と答えた人が19%、「座席等の使い方」と答えた人が15%、「痴漢の冤罪対策」と答えた人が10%、「自分の子供等へしっかり気を配る」「不審にならないようにしている」「飲食等を控えている」と答えた人が9%、「音漏れ等に気を配る」と答えた人が8%、「迷惑行為をそれとなく注意する」と答えた人が3%、「特に気を付けていることはない」と答えた人が13%となった。
荷物や座席に関する気配りが一番多く、約4割となった。特に通勤ラッシュ等の混雑時はちょっとした荷物の置き方や座席のマナーでトラブルとなることも多いため、多くの人が気を使っていることが明らかとなった。また、男性の回答で多かったのが「痴漢の冤罪対策」。混雑時は手の位置によっては誤解を与えてしまい、場合によっては痴漢と勘違いされてしまうこともある。それに関連して「不審にならないようにしている」と答えた人も多いことが明らかとなっている。
今回の調査では電車でのトラブルが多く発生しており、トラブル防止の対策に気を使っている人が多いこともわかった。電車でのトラブルはその場で収まるケースも多いが、口論へと発展したり、殴り合いや器物破損等などの重大な問題につながることもある。また、痴漢やストーカーに関する被害も多く、痴漢やストーカーの被害に対する社会の目が厳しくなった現在でも、多くのトラブルが発生していることが明らかになった。
【調査概要】
調査期間:2016年6月2日~2016年6月29日
回答者:1112人(男性517人、女性595人)
文/編集部