最近、電車でのトラブルが問題になっている。労働形態も大きく変化し、子供と一緒に職場に出勤する姿もよく見かけるようになった。また、高校や大学の通学のために電車を使う人も増え、子供から大人まで身近なものとなっている。しかしながら、多くの人々が同時に使用し、公共設備でもある電車では痴漢や喧嘩など様々なトラブルも発生している。日本法規情報が昨年、電車トラブルに関する実態調査を行なったところ、3人に1人が電車トラブルに巻き込まれたことがあると回答したことがわかった。
■3人に1人が電車トラブルに巻き込まれたことがあると回答
調査の結果、電車トラブルに巻き込まれたことがあるかどうかについて「はい」と答えた人が27%、「いいえ」と答えた人が73%になった。実に3人に1人が電車トラブルに巻き込まれたことがあるということになる。日ごろから周囲の乗客や自分の行動に注意していても、やはりトラブルが少なからず発生しており、多くの人が身近に関わる可能性が高いということも同時にわかった。
■痴漢やストーキングが30%近くに達する
調査の結果、「痴漢・ストーキング等」と答えた人が26%、「酔っぱらった人に絡まれた」と答えた人が13%、「臭い、食べ物等の電車内マナー」「難癖をつけられた」「ぶつかった等の口論、喧嘩」と答えた人がそれぞれ10%、音漏れ、いびき等のトラブル」「子連れや家族連れに関するトラブル」がそれぞれ9%、「座席の使い方」と答えた人が7%、「その他」が6%となった。
「痴漢やストーキング等」「酔っぱらった人に絡まれた」など重大なトラブルにつながりかねない被害を受けた人も全体の約4割近くとなり、一番多いという結果となった。痴漢やストーキングに関してはストーカー規制法に違反する可能性があり、状況によっては、自分の被害を申し出ることで被害を最小限に抑えることもできる。また、酔っぱらった人に絡まれた時に暴力を受けて傷害を負った場合にも、すぐに被害を申し出ることで、その後の大きなトラブルへの発展を防ぐことができる。