携帯電話の歩みは、軽量化というキーワードとともにある。スマホの時代の最新トレンドは、〝大画面なのにコンパクト〟だ。
◎小型化を極めたガラケーから、大画面スマホへ
「しもしも~」とバブル期を象徴するお笑いのネタになるほど、かつては大きく重く、それでも持ってるだけでステータスだった携帯電話。広く普及した90年代に小型化が進んだ一方、iモードの時代にはカラーディスプレイを搭載。バッテリー駆動時間とのバランスを取りながらも、様々な形状、デザインが花開いた。スマホ時代の今は、高精細な大画面と長時間使える大容量バッテリーとの、まさにせめぎ合い。狭額縁化が進み、ぎりぎりまでディスプレイを拡大しつつ、いかに軽量&コンパクトで電池持ちのいい端末を作るか、各社が知恵を絞っている。