地元密着型のテレビドラマが話題になり、人気が上昇した赤羽と北千住。ディープな街の深〜い魅力を、〝なりきりジモティ〟モードでお届け。
◎オトクに住める、懐が深く温かい街
東京23区の北端エリアにある、赤羽と北千住の人気が急上昇中だ。その秘密を探るために、名酒場×ファッションの連載で話題の〝アニキ〟こと片野英児さんと街を巡った。
「いずれも高度経済成長期に栄えた街。昼から営業の酒場が多いのは、工員さんが夜勤明けに一杯飲みたいというニーズがあったからでしょう。柔軟性と懐の深さが、ストレス社会に生きる私たちを惹きつける。また、長く住んでいる人々がフレンドリー。新参者でもお祭りに誘ってくれたりする。こういう関係性が広がるのも魅力だね」
〈教えてくれたのは〉片野英児さん
サイト『FORZA STYLE』の「アニ散歩」や、サッポロビールの「赤星☆探偵団」などを取材&執筆。昭和とヴィンテージ服をこよなく愛する男。
《赤羽》深夜ドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』(テレビ東京)でブレーク
●朝9時から飲める、フリーダムな居酒屋さん【鯉とうなぎのまるます家 総本店】
1950年創業、マンガ『孤独のグルメ』にも登場し、酒飲みの聖地としても有名。1階にはコの字形カウンターが2つ、2階には座敷席が。「常連さんに敬意を払いつつ楽しむ。名物・鯉のあらいもいいけど、朝酒にはメンチだね」
住所/東京都北区赤羽1-17-7 電話/03・3901・1405
営業時間/9:00〜21:30 定休日/月