小型大容量化したバッテリー搭載の電動アシスト自転車(以下、電チャリ)が急増中! バッテリーが小型化してもスイスイ登れるか!? それを探るべく、編集部では都内有数の激坂で実地調査を実施した。その結果は!?
【調査を行なった激坂】
都内有数の「岡本三丁目の激坂」。若さほとばしる体育会系学生でも斜度22%の前にうなだれる。
◎汗もかかずに激坂をスルスル攻略
ひと昔前の電チャリと言えば、アシストの便利さの反面、
「バッテリーがすぐなくなる」「バッテリーが重い」など、ネガティブな声も多く聞こえていた。しかし近頃は、技術の進歩に伴い、小型化したうえに容量もアップしたバッテリーが登場。しかし、大容量化したとはいえ、小型になった分、パワーが落ちてしまっているのでは? という疑問が残る……。そこで、都内でも有名な「岡本三丁目の激坂」で実走テストを行なった。
はじめに乗ったのが、パナソニックの『Jコンセプト BE-JELJ01』。ストップ&ゴーが得意な小径車ということもあって、走り出しはかなり軽快。斜度が急になった場面で、すかさずパワーモードをオンすると、まるで背中を押されているようにスルスルと上り切ってしまった。
次に試したクロスバイクタイプのヤマハ『PAS Brace』は、ホイール径が大きいので走破性は抜群! 強力なアシスト機能のほか、内装ギアも搭載するので、ギアを替えながら走行。こちらもあっという間に上り切った。
実は撮影のために何度となく上り下りを繰り返したが、汗もかかないほど。またどちらのモデルもバッテリーの減りがほとんどなく、改めて最新モデルのレベルの高さを思い知らされた。
デザインもシンプルで40歳を超えた自分でも違和感なく乗れる。普段乗りの自転車として、本気で購入を考えてしまった。
自転車ライター
今 雄飛さん
普段から自転車&ランニングを楽しんではいるものの、身体が大きく体重もあるため、坂道は苦手。179cm、75kg。