■“簡易優等車両”としてのインテリアは充分なレベル

旅客情報案内装置をいたるところに設置することで、視認性の向上を図る。
旅客情報案内装置はLCD2画面式で、乗降用ドア上、通路、車端部に設置された。特に通路のLCDは防犯カメラつきで、逆光補正機能をプラスすることで、視認性の向上を図っている。

京王では、フリースペースや優先席を「おもいやりぞーん」と銘打つ。
各車両にはフリースペースがあり、車椅子やベビーカーのマークが貼付されたほか、立客の腰当て用のクッションパネルやパネルヒーターも設けられた。どうやらJR東日本E235系登場以降、首都圏の新型通勤電車では標準装備と位置づけられたようだ。
吊り手は首都圏の鉄道車両では珍しい円形で、つかみやすいよう若干大きめにしたという。9000系は首都圏標準の“おむすび形”なので、元に戻した格好だ。
室内灯は調色機能つきで、通常列車運行時は昼白色、座席指定列車運行時は暖色に使い分ける予定だ。
車内放送スピーカーは、東京メトロ13000系で実績のある高音質のステレオ放送システムで、放送やBGMなどを聞き取りやすくした。地上より騒音が高い地下やトンネル内では“威力”を発揮するだろう。
このほか、空気清浄機にパナソニックのナノイーを採用し、さらなる快適性の向上を図っている。
2代目5000系は“簡易優等車両”として、充分な設備を有していると見た。座席指定列車は当面下り夕方以降の設定となるが、将来は上り列車や都営新宿線直通列車の設定に期待したい。
【取材協力:京王電鉄】
取材・文/岸田法眼
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