「開かずの間」であるお風呂やトイレは冒険のし甲斐があるにゃん♪
そして、もう一つの理由は、パトロール。猫は、自分のテリトリー、つまり家の中を確認して回る習性があります。お風呂やトイレは普段、ドアが閉まっていることが多い場所なので、猫にとっては、飼い主さんが出入りするときだけが、パトロールする大チャンスなのです。
「かまってほしいのかな?」と思ってドアを開けてあげると、壁に身体をすりすりして、そのまま出て行ってしまう場合は「パトロール終了! 本日も異常なし」という気分だと考えられます。
お風呂から出てきたときに飼い主の足にすりすりしてくるのも、同じ理由。飼い主さんが体を洗ったことで、自分が普段知らない匂いを発している飼い主さんに自分の匂いをこすり付けてマーキングをしているんです。
「猫の毛が付くからやめてー」と思う飼い主さんもいるかもしれませんが、猫ちゃんが安心するためと思って好きにやらせてあげましょう。
トイレやお風呂の前で振り返って「にゃあ」と鳴く行為も「パトロールするから開けて!」とお願いしているんだそう。その場合は、猫が入っても安全な場所なら、開けてあげると猫も安心するはず。
お風呂やトイレに一緒についてきて、その後どんな行動をするかによって、猫の気持ちは色々違うようです。自分の猫ちゃんは、どっちなのか見極め、猫ちゃんとの毎日を楽しみましょう。
文/佐藤玲美
構成/ペットゥモロー編集部