これは、日本の怪談に由来するそうなんです。日本の怪談に出てくる「化け猫」のしっぽはみんな長かったため、短いしっぽの猫は化けないと信じられていたんですって。何だ、それ、って話ですね。でも、実際にそれを信じている人が多く、中には長くてすてきな猫のしっぽを切ってしまう人もいたそうなんです。ダメ、絶対。情報化社会の今は、そんな迷信はまかり通りません!
そのため、古来の迷信がもととなり、しっぽの短い猫が保護される対象となっていたため、しっぽの短い猫が増えたと考えられているという説が有力だそうです。
もちろん、「説」なので、実際にそうだったと断言することはできませんが、人間の思い込みで猫の運命を左右するようなことは、今後はなくなってほしいと切に思うし、すでにないと思います。そして、しっぽが長くても短くてもまがっていても、それぞれに可愛いくて愛おしいという事実をここで、声を大にして伝えたいと思います。
ただ、猫のしっぽはとても敏感な部分なので、大好きだからといっていやがられるまで触ることのなきようお気を付け下さいませ!
文/佐藤玲美
構成/ペットゥモロー編集部