■連載/ペットゥモロー通信
猫は犬に比べて気まぐれだと思いませんか?群れで行動する犬とは違い単独行動をしてきた猫には、周りに合わせる、空気を読むといった思考を持ち合わせていないので気の向くままに行動するのが猫の習性、と言われています。
でも猫の飼い主は「猫は気まぐれなところが可愛いんです」って思っているはず。実は野良猫よりも飼い猫の方が複雑な性格を持っているということがわかってきたようです! つまりは野良猫より飼い猫の方がミステリアスということ。あなたの猫の性格を思い浮かべながら読んでみてくださいね!
人間と一緒にいるといつまでも子猫気分が抜けないにゃ♥
野良猫は誰かの保護下にいないので、自分でえさを探し、外敵から身を守らなければなりません。それに比べ、飼い猫は人間に保護されていることで、大人になっても子猫気分が抜けない猫が多いそうなんです。これは、去勢や不妊手術も関係しているようです。だから、本来、猫が持っている野生の本能や親猫(成猫)の本能に加え、母猫に甘える子猫の気分や飼い猫としての気分も存在しており、その4つの気分を、自分で切り替えているといわれています。
その1:野生モード
夜中に突然の大運動会を開催したり、小動物や虫を追いかけ回したりしているときは野生の本能に支配されているとき。自分でえさを見つけなければいけなかった猫は、本来、狩りをすることは死活問題になるぐらい重要なことだったのです。飼い猫になり、ご飯の心配をしなくてよくなったとしても、狩猟本能はなくなることはありません。
また、トイレのあとに砂をかけるのも、自分の匂いを消して、敵から身を守るためなので、これも野生の本能の一つと言えるそうです。