■怒った(怒られた)後の感情の継続期間について
怒ったあと、上司の62.5%は、数分程度で感情を切り替えられるのに対し、部下の5人に1人は、1年以上も感情を引きずる傾向が!中には1年以上も避けているという部下も。さらに、その後に関係が回復したのは僅か7.6%。76.9%は「昔の関係に戻っていない」という事実が明らかになった。
■怒った(怒られた)後の感情の継続期間について
上司に怒られたあと、76.9%が元の人間関係に戻っていないことが発覚。特に、怒られ方と人間関係の回復が強く関係しており、「口汚く罵られた」「人格まで否定された」など、感情的に怒られた場合は特に、回復できていない傾向があるようだ。
この結果については、安藤氏は以下のようにコメントしている。
「これも怒る側と怒られる側で意識の差が明確に出ている結果になっています。怒る側は怒った後にすぐに気持ちが切り替えられるのに対して、怒られた側は、長ければ1年以上も引きずると回答しています。怒りの感情は長く引きずることで、憎しみ、憎悪、怨恨等といった非常に扱いが困難な感情に成長することがあります。一度こじれた怒りの感情はほぐしにくいものになります。怒られた後に昔の関係に戻れない人が76.9%もいることが象徴しています。怒りの感情はこじれてしまうもの、成長してしまうものということを十分に理解した上で適切に怒ることが求められます」