■怒った(怒られた)後の業務状況について
上司に怒られた後、部下は業務に支障をきたす事が多く、1位「仕事のモチベーション低下」40.6%。それに対し、怒った上司側は「どのような状態にもならなかった」が半数以上の58.7%という結果に。
上司に怒られた部下は、業務に支障をきたす事が多く、1位「仕事のモチベーション低下」40.6%。2位「相手を避けるようになる」25.7%、3位「精神的に不安定になる」23.2%。それに対し、怒る側は「どのような状態にもならなかった」が58.7%と断トツ1位となっており、ギャップが生じている。この結果について、前出の安藤氏は次のように分析する。
「上司に怒られた後、仕事のモチベーションが低下したと申告する人が40.6%います。また、相手を避けるようになった人も25.7%います。モチベーションが低下し、上司を避けるようになれば、業務効率は著しく低下するでしょう。怒る側は怒ったとしても、どのような状態にもならなかったと回答している人が半数以上ですが、怒られる側の態度に敏感に反応できていないかもしれません。怒った後のケア、フォローを丁寧にすることで怒った後の生産性低下を下げることができるのではないかと考えられます」