描くことを仕事にするイラストレーターはいったいどんな文房具を使っているのか!?こだわりの仕事アイテムについて、人気イラストレーターの中村佑介さんに聞いた。
◎アイデアを忠実に再現できる高機能な文房具
色彩豊かで、細部までキッチリ描き込まれた特徴のあるイラストは、見るとすぐに中村佑介さんのものだとわかる。
「絵の構図やモチーフの選び方、隣の色との対比や面積など、画面全体のバランスを巧みに考えて制作しています。頭に描いた絵の設計図を描き起こすため、文房具に求めるのは機能性。ペンはにじまず、消しゴムは消したいところだけ消せるなど、作業を効率化してくれる文房具を突き詰めて使っています」
中村佑介 YUSUKE NAKAMURA
1978年生まれ。兵庫県宝塚市出身。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのCDジャケットをはじめ、数多くの書籍カバーを手がける。そのひとつ『夜は短し歩けよ乙女』のアニメ映画化が決定。キャラクター原案を担当する。
東川篤哉のベストセラー推理小説『謎解きはディナーのあとで』シリーズの書籍カバーなども手がける。
●ネーミングどおり消しくずがまとまる
ヒノデワシ『まとまるくん』100円
消しくずが散らばらない消しゴム。その消し味の良さに惚れ込み、いつもダース買い。「この消しゴムしか使わないと決めました」と絶賛!
〈DIME CHECK〉実際使ってみてどうだった? →→→ ヒノデワシ『まとまるくん』
■これぞ探し求めていた消しゴムです by 中村佑介
シャーペンで描いた下描きを消す時に、ペンの本描きまで消えちゃうことが多いんです。でもこの消しゴムは粘着力があって、下描きだけを消してくれます。ようやく納得の消しゴムに出会えました。
●色数が多く多彩に使える
サムトレーディング『カラーマスター』200円
細字と太字に対応するツインペンで60色とカラバリ豊富。「渋い色味が多く、そのまま塗っても単純な色にならないところが気に入っています」
●太さのバリエーションが豊富
コピック『コピックマルチライナー』200円
耐水性インクで、速乾性に優れたプロ仕様。ブラックは0.03mmから1.0cmまで7種を揃える。「絵によってペンの太さを使い分けます」