今月1日からスタートした平成29年度のクールビズ。地球温暖化対策のひとつとして、平成17年から環境省の提唱で始まったこのムーブメントも、同省の調査によれば今では認知率9割に達しており、社会的にも定着してきたと言える。同時に関連商品もクールビズ対応のビジネスウエアから、卓上のUSB扇風機まで幅広いアイテムが登場。室温28度での快適なオフィス環境のため、メンズビューティーユーザーも各自で工夫を凝らしていることだろう。
そこにぜひ加えていただきたいのが、今回フィーチャーするパナソニックの新型「衣類スチーマー NI-FS530」だ。
衣類スチーマー NI-FS530
オープン価格
本体寸法/幅70×高さ150×長さ150mm、700g
スチーム方式/連続式(ポンプ搭載)
注水量/約50 mL
アイロン面/セラミックコート(フラット形状)
この衣類スチーマー、アイロン台不要でシャツやスーツをハンガーにかけたままで簡単にシワがとれるメンズビューティーおすすめの身だしなみ家電。そのシワ取り機能については、すでに紹介してきたが、今回はそれと並ぶ特徴のひとつである「脱臭効果」をフィーチャーしていきたい(※)。
というのもビジネスシーンでは、5、6月はまだスーツの上着を着る機会も多く、電車での移動や外勤からの帰社直後は〝大汗〟に見舞われることも少なくない。それは次第に汗臭と変わり、周囲に悪影響を及ぼしかねないからだ。さらに7、8月の盛夏を迎えれば、ジャケットを着る機会は減るにしても、今度はパンツのウエスト部などから、あの汗特有のニオイが漂うリスクが高まる。ビジネスウエアは頻繁にはクリーニングに出せないだけに、汗の季節こそ、衣類スチーマーのスチーム脱臭機能の出番というわけだ。
その機能を確認する前に、衣類スチーマーの基本性能についておさらいしておこう。前モデルからの変更点としては、まずスチーム噴射穴を広範囲に配置した「連続パワフル&ワイドスチーム」を実現したことが上げられる。
前モデルよりスチーム噴射穴を1つ増やし、穴の配列も一列から放射状にすることで、スチームが衣類にあたる範囲を拡大。さらにすばやくシワを伸ばせるようになった。
同時にヒーター構造の改良により、スチームの発生効率も向上。電源を入れてからの立ち上がり時間約24秒を実現した、これは前モデルから約20%短縮したことになる。
さらに電源を入れた状態で約60分、スチームボタンが操作されないと自動でヒーターを着る「自動ヒーターオフ」機能も搭載された。
このようにさまざまな面において進歩を遂げた衣類スチーマー。さっそく、その脱臭機能についてチェックしてみたい。
そのために今回、使用したのが『ニオイセンサmini XP-329m』。これはニオイの強弱を000~999のデジタル数値で「見える化」するニオイのセンサー。表示される数値は相対値となり、たとえば測定値250だったオフィスに脱臭装置を設置したところ、測定値が150となり効果を確認、という使い方になる。
というわけでまずは焼肉店へ。おいしい焼き肉を満喫、ではなく、あの独特なニオイをジャケットに染み込ませてみた。今回は店に入る前のジャケットのニオイをセンサーで計測。その数値を000として、「入店後」と「衣類スチーマー使用後」を比較することにした。