社会問題化している迷惑な「歩きスマホ」。どうすれば、「歩きスマホ」ほする人は減らせるのか?マイボイスコムが以前、『歩きスマホ』に関するインターネット調査を実施したところ(回答数1万993件)、歩きながらスマートフォンを利用する人のうち、歩きスマホをしている時に危険な目にあった・あいそうになった経験がある人は、「よくある」が5.8%、「たまにある」が31.8%と約4割の人が実際に被害を受けていることがわかった。
◆スマートフォンを利用するときの状況
何かをしながらスマートフォンを利用することがあるかどうかを聞いたところ、「はい」と答えた人は4割強、スマートフォン所有者では8割弱だった。その他「テレビを見ながら」が29.5%(スマホ所有者の50.8%)、「歩きながら」が20.9%(スマホ所有者の36.0%)、「食事をしながら」「トイレに入りながら」が1割強(スマホ所有者の2割強)などといった声があがった。歩きスマホは、男性30代以下では各3割台、女性10・20代では5~6割みられる。
◆歩きスマホ時に利用する機能・サービス
歩きながらスマートフォンを利用する人に、歩きながら利用する機能・サービスを聞いたところ、「通話」「メール」「地図、GPS機能」が5~6割で上位3位、「コミュニケーションアプリ」「乗り換え案内、運行情報」が3割強で続いた。「コミュニケーションアプリ」は、若年層ほど比率が高い傾向。20代では、「地図、GPS機能」が最も多くなっている。
◆歩きスマホ時に危険な目にあった経験
歩きながらスマートフォンを利用する人のうち、歩きスマホをしている時に危険な目にあった・あいそうになった経験がある人は、「よくある」が5.8%、「たまにある」が31.8%と合計37.6%。経験者は、男性20・30代や女性20代で5割前後と他の年代より比率が高くなっている。
実際に危険な目にあった人は、危険な目にあった・あいそうになった人の4割弱で、「人にぶつかる」が23.3%、「物や建物・電柱等にぶつかる」が13.9%などとなっている。
◆歩きスマホする人がいたことで迷惑に感じた・危険な目にあった経験
歩きながらスマートフォンを利用する人がいたことで、迷惑に感じたり危険な目にあったりしたことがある人は、「よくある」が20.7%、「たまにある」が42.3%と、合計63.0%みられる。経験者は、10代や関東・近畿居住者で比率が高くなっている。
<回答者のコメント>
・万歩計の機能を利用して歩いていると携帯が感知すれば、操作ができない機能を付ける。(男性23歳)
・都会や人込みではやはり危ないので、道の端に止まって行なうとかしてほしい。(男性34歳)
・歩きスマホによる事故を起こしたものは、その後携帯電話の所持を生涯禁止する法律の制定。(男性44歳)
・移動中(歩いている間)にスマートフォンより楽しいことを用意する。暇だからなんとなくスマホをいじっているので。(女性18歳)
・自転車のマナーが厳罰化されたように、罰金を取るように法制化したほうがいい。(女性29歳)
・スマホを見ないでスマホ操作できたら一番いい。(女性32歳)
・学校や運転免許更新時に危険だという映像をみせる。(女性40歳)
・目線が下に行くことが問題だと思う。メガネのように、目の前に画面があればいいのでは。あるいは音声のみ片耳で聞くとか。(女性55歳)