■Introduction
DMPは高価格路線で、高機能、高音質化を果たしてきたが、ここに来て中華製の低価格ハイスペックモデルも増えてきた。上海問屋はオーディオ機器に関しても積極的で、今回は約1万3000円(税込)でDSD256(11.2MHz)対応、PCM192kHz/24bit対応の小型DAP『DN-914667』を発売した。ディスプレイは2.3インチ、320×240ドットでアルバムアート表示に対応。ボリュームはダイヤル式を採用。内蔵メモリは8GB、microSDスロット搭載。充電時間約3時間、連続再生時間はMP3音源で約100時間、ハイレゾ音源で約30時間。幅58×高さ92×厚さ15.5mm、約168g。バッテリー容量1500mAhでUSB充電方式。
これは私の勝手な推測だが、ベースになったのはaigo『MP3-108』だと思う。DACは「WM8740」、ローパスフィルターとオペアンプは「TPA6530A2」、「OPA2132」が使われている。「WM8740」はAstell&Kern『AK120』にも採用された低消費電力のDACである。これを元にハイレゾ対応範囲を拡大したのか、新たなDACを搭載しているのかは不明だが、素性は良さそうである。
デザインは『AK120』を少し伸ばしたような感じで、ボリュームは右手、左手どちらでも操作しやすい。
サイドには電源及びホールドスイッチ、microSDスロットがある。
底部にはヘッドホン端子、microUSB端子、ラインアウト端子がある。