■「社会人カースト」は「給与」で決まる!?
最後に、「『社会人カースト(同年代のなかでの序列)』はあると思いますか?また、ご自身は現在どの層にいると思いますか?」と質問。その結果、「最上層」 と回答した人が12.8%、「上層」が13.4%、「中層」が32.1%、「下層」が14.8%、「最下層」が7.0%、「『社会人カースト』はないと思う」が19.9%だった。また、「『社会人カースト』はないと思う」と回答した男性は23.2%、女性は16.2%。女性の方がカーストを感じている人が多いことが分かった。
それぞれ理由を聞いたところ、「最上層」・「上層」と回答した人、「下層」・「最下層」と回答した人ともに「給与」という声が最も多かった。「最上層」もしくは「上層」では具体的に「出世も早いし給料も高く、上から評価されているから」(28歳/女性)や「それなりの職につき、それなりの給与を得ているから」(37歳/男性)などが挙がった。「下層」もしくは「最下層」では、例えば「この先、たいして給料が上がりそうにないから」(29歳/男性)や「金銭的に苦しく、付き合いが悪いと思われている気がするから」(27歳/男性)などの声が聞かれた。
「中層」と回答した人では「平均的な生活を送っているから」という理由が最も多く、具体的には「仕事もプライベートもまあまあ充実しているから」(26歳/女性)や「家柄も学歴も職業も普通だから」(32歳/女性)などの声が挙がった。
「『社会人カースト』はないと思う」と回答した理由は「人それぞれだから」が最も多く、「自分なりの生き方を知ったから」(34歳/男性)や「それぞれの 生き方が全く違うので比べにくい」(27歳/女性)、「相手に干渉しないから」(33歳/女性)などが具体的に挙がった。学生時代は成績以上に人間関係や見た目、キャラなどによって決まっていたカーストも、社会人になるとステータスがものを言うようになるようだ。
【調査概要】
有効回答:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で20歳~39歳の男女860名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2016年3月4日(金)~3月8日(火)