成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開するパートナーエージェントは、2014~2016年度入社の若手社会人、20~25歳の男女220人に対し「学生から社会人になってからの恋愛スタイルの変化」に関するアンケート調査を実施した。
社会に出ると、生活の中心は仕事に。環境も立場も変わる中、学生の頃と変わらずにいることは、なかなか難しいもの。学生時代に付き合い始めた交際相手と、お互い社会人になっても関係を続けられている人は、どの程度なのだろうか。また、就職してから恋愛環境に変化はあったのだろうか。入社から1~3年ほどの若手社会人たちに聞いてみた。
■お金と経験はあるけど、時間と出会いと余裕がない社会人。恋愛するなら学生の方が有利?
学校を卒業後、実際に社会人として1~3年を過ごした若手社会人に、社会人になって感じた学生と社会人の恋愛の違いについて聞いてみた。
「学生の方が自由になる時間がある」(75.4%)、「学生の方が出会いがある」(65.5%)、「学生の方が精神的な余裕がある」(58.2%)と、「時間」「出会い」「精神的な余裕」については社会人よりも学生の方が「ある」という意見になった。社会人よりも学生の方が恋愛を楽しむ環境が整っているようだ。
■社会人になって「別れた」カップルより「ずっと続いている」方が多い
学生と社会人では恋愛環境が変わってくることがわかったが、実際に入社前と比較して、現在の交際状況に変化はあったのか聞いてみた。
「入社前からずっと続いている交際相手がいる」は23.6%。「入社前から交際していた相手と社会人になってから別れた」(10.5%)、「入社前から交際していた相手と別れて新しい相手ができた」(7.3%)と「別れた」人は17.8%だったので、「別れた」よりも「ずっと続いている」カップルの方が多いことがわかった。
冒頭の調査結果から、社会人になってから学生のころよりも出会いの機会が減ったと感じている人が多いことがわかる。それでは、前の設問で「入社前から交際していた相手と別れて新しい相手ができた」「入社時に交際相手はいなかったが社会人になってからできた」と回答した人たち、社会人になってから新しく交際相手ができた人たちは、どこでお相手と出会ったのだろうか。
「同じ会社で」出会った人が31.5%と最も多くなった。新しい出会いの機会が少ない分、身近な存在が大きいのかもしれない。また、「合コン・飲み会で」(24.1%)、「マッチング・婚活サービスなどで」(11.1%)など、自分から積極的に出会いを求めて行動することも必要なようだ。
■社会人になってお互いを取り巻く環境は変わっても、相手を想う気持ちは強くなった
学校を卒業し、就職して社会人になると生活は一変する。以前と比べてデートする場所、食べるもの、一緒に過ごす時間、お互いの生活環境、価値観など、いろいろな変化があるのではないだろうか。入社前から付き合っていた相手と現在も続いている人に、社会人になって恋愛スタイルはどんなふうに変わったか聞いてみた。
「デートの仕方が変わった」(55.5%)、「相手と一緒に過ごす時間が減った」(58.3%)、「お互い、またはどちらかの生活が変わった」(49.4%)と、生活スタイルの変化が交際にも影響しているという結果が出た。ただ、環境や生活の変化はあるものの、「お互いの価値観は変わらない」(58.2%)ようだ。
また、「自分が相手をもっと好きになった」(42.4%)、「相手が自分をもっと好きになった」(35.7%)と、変化を乗り越えてお互いへの想いが強くなっている人の方が多いことがわかる。
学生と比べてお金と経験はあっても、時間と出会いと余裕がないと感じる若手社会人。環境の変化によって恋愛スタイルも変わってくるのは当然のことだろう。そんな中、新しい恋を見つける人も、今までの恋を変わらずに大切にする人もいるようだ。4月から新社会人になる人たちも、先輩たちのこうした経験を参考にして、自分に合ったスタイルで仕事と恋愛を両立していってもらいたい。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:調査対象:「2014~2016年度入社の社会人」と回答した20~25歳の独身男女220名
集計期間:2017年3月24~26日
文/編集部