大相撲春場所で新横綱の稀勢の里が優勝し、このところ上り調子だった相撲人気が頂点に達した感がある。その裏で悲劇に見舞われたのがご存知「笑点」。稀勢の里フィーバーで視聴者が大相撲に集中した結果、笑点は視聴率9.6%という低視聴率を記録してしまった。
昨年の司会者交代直後の回には28.1%の高視聴率を取り、その後も15~20%程度で推移していたのだが。でも、たまにひと桁視聴率に落ちたくらいでニュースになるほどだから司会者の交代は大成功だったといえる。
あれこれ予想されていた新司会者は結局春風亭昇太に落ち着いた。若手イメージのある昇太だが、過去の司会者昇進年齢と比べると高齢就任にあたる。自分は昭和34年生まれなのでラッキーなことに談志時代も目撃することができた。談志・前武・伸介時代までは大喜利メンバーは若手の集まりで、時々メンバーが二つ目から真打に昇進したとの報告があったりした。先代円楽・歌丸の長期政権時代あたりからメンバーの新陳代謝が少なくなって高齢化が進行したのだ。
事前予想で新司会者の大本命だったのが今回取り上げるラーメンのキャラクターとなっている三遊亭円楽である。
笑点における定番のやりとりといえば円楽の腹黒ネタ。そのイメージをまるごとラーメンにしたのがこちら。袋入り乾麺・箱入り乾麺2食入り・箱入り生麺4食入りと3種類も出ている。
それにしてもなんという人を食ったネーミングなのだ。はたして中身は誠意のあるちゃんとしたラーメンなのか、それとも腹黒な儲け主義の一品なのか。