■恋愛の有効期限はMAX18か月だった
笹川医師によれば、恋愛には有効期限があるという。
「恋愛中には、“フェニルエチルアミン”という神経伝達物質も大量に放出されますが、これもドーパミン同様、時間が経つにつれて低下していきます。すると、恋愛初期のわくわく感がなくなったように感じるでしょう。実際、恋愛の有効期限は12~18ヶ月という報告もあります」
恋に落ちた瞬間から、ドーパミンやフェニルエチルアミンが大量に放出され、脳がちょっと「ダメ脳」になっても、それは1年~1年半のこと。過ぎてしまえば、何だったのかと思うほど冷静になるときがやってくるようだ。
笹川 五十次 (ささがわ・いそじ)さん
山形徳洲会病院長。 1982年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業。2004年に山形徳洲会病院副院長、2008年から現職。
取材・文/石原亜香利
※記事内のデータ等については取材時のものです。