○クイックプレートを使った「サムギョプサル」
ステーキやハンバーグ、焼き肉などの肉料理に適しているのがクイックプレート。韓国料理のサムギョプサルは厚切りの豚肉を使うので脂分が多く、煙や油はねが気になる料理だが、グラファイトグリラーは煙やにおい、油はねを抑えるので敢えてこちらのメニューにしたと寺田さん。
「塩コショウ、カレー粉をふった肉をさらに味付きにして、油はねのなさを見ていただきたい。スーパーなどで売られている味付き肉は、たれが付いているので焦げやすく油もはねるが、グラファイトグリラーはその心配がない。
火の通りを早くしたい場合はあらかじめ予熱を2分ほどしておく。プレートは油を引かずにそのままのせる。表面を焼き固めてから中をじっくり温めていくので、今まで上手に肉がうまく焼けなかったという人でもうまくできるのではないか。余分な脂も下に落ちるのでカロリーダウンにもつながる。
状態を見ながら焼けるので焦げも防げる。とうもろこしなど焼いてもいいし、家でBBQ気分が味わえる。今回は肉のほかに、焼き野菜もおすすめなので少し加熱すると甘みが出るミニトマトと、少し炙ればおいしいキムチも加えた。
大皿の容器でも使えるので仕上げにグリラーを使うのもおすすめ。たとえばグラタンだとオーブンで焼いてから、チーズをのせてこんがりさせたいときに、オーブンだと時間がかかるので仕上げとしてグリラーを使えば時短にもなるし、きれいな焦げ目ができる。また、ボリュームのあるバゲットやロールパンはトースターだと表面が黒くなるが、こちらはグリラーに高さがあるのできれいに仕上げることができる」(寺田さん)
【AJの読み】ホットプレート感覚で簡単に使えるグリラー
寺田さんの実演にも登場したサムギョプサルは分厚い豚のバラ肉を使用するので、とんでもない煙とにおい、油はねが発生する。ゆえに店で食べるものというイメージだったが、実演を見ると煙はちょろちょろという感じで、油はねもプレートの上だけなので驚いた。
これなら焼き肉も自宅で頻繁にできそう。
ハンバーグやステーキなどフライパンを使う肉料理もクイックプレートで油を引かずにできるので、カロリーオフにも貢献してくれそう。また、小さなフライパンのスキレットをのせることもできるので、チーズフォンデュやアヒージョも。朝食にはスキレットの目玉焼きとベーコンを同時に焼いたりもできるし、予熱が必要ないので時短にも有効だ。
難点は収納か。本体サイズはW55.0cm×H43.0cm×D24.2cm(収納時)とかなり大きめなので、据え置きするにしても収納するにしてもスペースが必要となる。
文/阿部 純子
■連載/阿部純子のトレンド探検隊