『さすが青山は金のかけ方違うっぺ!』
で、いざ風呂……いやもうバスルームって呼ぶっぺよぉ。バスルームに入ろうとしたら、その横にハンガーラックあって着てきた上着をかけられるんだけど、鍵付けて盗まれないようになってるの。
ほら、コートとか、特にダウンとかもモコモコしてるヤツって更衣室……ドレッシングルームっていうっぺか? ドレッシングルームのロッカーに入れるとそれだけでもうロッカーが一杯になっちゃって、荷物だ下着だ全然入らなくなるじゃない? ここらがすごく考えられてる。
やっぱ青山の人は毛皮のコートとか着て銭湯行くだべ?
若干狭めのドレッシングルームを経てバスルームへ。ここも平均的な銭湯に比べると面積は狭めかもしれない。でもなんか青山だね。富士山の絵とかはないんだけど、ガラスにエッチングで絵が書いてあったりね、洗い場も全部ではないんだけど、一人分一人分に、銭湯では珍しく衝立がついてたりね。
そんなことよりサウナだ!!
サウナ室は、ベンチが二段あって、一段目3人、二段目に5人ほど座れる大きさ。いわゆるコンフォードサウナっていうストーブで、室温は85度、湿度は若干高め。
2分もすれは脊髄が暖まってくるのを感じ、汗が吹き出てくる。さすがに噂通りのナイスセッティング!
そして水風呂は水温系表示で14.5度!! 銭湯では確実に最冷レベル。後でサウナ師匠のサウナジャンキーさんに聞いたら、ここの銭湯は全ての水を軟水処理してるそうで、当然水風呂も軟水。
オレみたいなダメ肌だとよくわからないが、わかる人には確実になめらかな感じが伝わるらしい。
軟水処理している銭湯はたまに見かけてることがあって、そのたんびに、
「金かけてんな〜」
と思うんだけど、この『S湯』の金のかけ方はそんなものではとどまらなかった!!
なんと高濃度炭酸泉の浴槽までがあるのだ! スーパー銭湯ならともかく、入浴料金が都道府県で一律の銭湯で炭酸泉を設置しているってのはさすがにまだ珍しい。
やっぱり青山は違うっぺェェ!!