洗濯用洗剤の売り場で、最近、特に目を引く存在がある。レトロな字体と、緑色のボディはインパクト大。ちょっとオシャレにも見えるこの洗濯石けんや洗剤のシリーズの名は『ウタマロ』。発売から50年以上もの間、クチコミで広がっているという不思議な洗剤だ。特に「エリ・ソデや靴下汚れ落とし」としての実力はかなりのものだと評判。そのネーミングやパッケージへのこだわり、汚れ落としへのこだわりなどに迫ってみたい。
■最近よく目にする『ウタマロ』って何?
レトロなルックスが特徴的な『ウタマロ』シリーズは、「キレイに落ちる」「手肌にやさしい」と評判だ。泥まみれの靴下や体操着などの汚れもまっ白になる『ウタマロ石けん』や、ガンコな油汚れがスッキリ落ち、手肌にもやさしい食器洗い洗剤の『ウタマロキッチン』など、今、各家庭で活躍中。
そんな『ウタマロ』シリーズは、「汚れ落ちが良い・手肌にやさしい・環境にやさしい」の3つのこだわりを持つ。その効果を出せるのは、原料と製法にこだわり抜いた、試行錯誤の賜物だという。
そもそも、石けんは原料となる脂肪酸の組み合わせ次第で、その性能が決まるそうで、数ある脂肪酸の中から、あらゆる組み合わせを試した末、ついに「水に溶けやすく汚れになじみやすい」「適度に柔らかく生地を傷めにくい」脂肪酸の組み合わせを発見したという。さらにこだわりの「機械練り」で、その汚れ落としの実力を高めている。
最近、主婦などの間でクチコミで広がっているというが、SNS上でも若者たちから、「汚れたユニフォームを『ウタマロ』で手洗したら最強」「コートのエリ・ソデ汚れが『ウタマロ』で落ちた」「だいぶ前の食べ物汚れを『ウタマロ』で洗ったらキレイに取れてビックリ」などの声が挙がっている。