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マインドフルネスで強い心を作る5つの方法

2018.03.30

■心が折れやすい人が心を強くする5つの方法

「強い心」をつくるには?マインドフルネス瞑想を活用した5つの方法

一般的にマインドフルネス瞑想といえば、あぐらをかき、長時間かけて瞑想するイメージだが、心がすぐに折れてしまう人にはちょっとハードルが高い気もする。

奥田先生曰く「大丈夫、座禅のように長時間瞑想しなくても心を鍛えていくことは可能です。マインドフルネス瞑想を活用した心の筋肉の鍛え方にはちょっとしたコツがあるのです」とのこと。そこで奥田先生に、今すぐ心の筋肉を鍛えるために簡単にできる方法を5つ教えてもらった。

1.まずはしっかりと睡眠をとる。

「心の筋肉を鍛えるためには、しっかりと心の根っこの疲れをとっておく必要があります。

そのためには、まずは毎日平均6時間以上、連続してしっかりと眠りましょう。

深くて良質な睡眠を取るだけでも、日中にあった嫌なことやショックを薄めてくれる効果があります」

2.朝食を抜かず、バランスの良い食事をとる。

「心を落ち着かせるセロトニンや、心を活性化させるドーパミンといった脳内物質などの、心の元気に関わる物質は、すべて毎日食べる食事から産生されています。マインドフルネス瞑想だけしていても、食事がめちゃくちゃでは心の筋トレはできません。

タンパク質(肉、魚、卵、大豆製品)、ビタミン・ミネラル(野菜・海藻・果物類)、そしてほどよい炭水化物(ご飯、パン、麺類など)がバランスよく整った食事を1日2食~3食きちんと食べることが、折れにくく強い心の根っこをつくります。特にしっかりと睡眠をとった翌朝、体に良質な栄養を朝食で取り入れてあげると、血糖値や体温がスムーズに上がるため、体にも心にも、元気が戻りやすくなります」

3.マインドフルネス瞑想を1日1分から取り入れてみる。

「忙しい人は、毎日10分以上の瞑想でもハードルが高いでしょう。まずは自分の心と向き合う時間を1日1分からでもいいので取り入れてみましょう。

マインドフルネス瞑想には、イーティング瞑想や深呼吸瞑想、ストレッチ瞑想といった日々の生活の中でできる瞑想法がいろいろあります。これらのすべての瞑想法には心を「今ここ」に戻す効果があります。

心が折れるときは、過去に起こったショックな出来事に過剰にとらわれていたり、未来のことを心配・悲観していたりすることがほとんどです。マインドフルネス瞑想を行うことで、心を未来や過去から「今」に戻すトレーニングができます」

●イーティング瞑想

食事メニューの中から一つ、食べ物を決める。

「強い心」をつくるには?マインドフルネス瞑想を活用した5つの方法

例)卵焼き場合
(1)「卵焼きを食べます」と心の中でつぶやき、ゆっくりと箸で掴んで取る。
(2)はじめて卵焼きを食べる赤ちゃんになりきり、卵焼きのハツラツとした黄色やぷるぷるとした白身をしげしげと眺める。
(3)香りをかぎ、卵焼きの香りをしっかりと胸の奥まで吸い込む。
(4)ゆっくりと口に入れたら、口の中で卵焼きと触れた舌や粘膜の感覚を感じる。
(5)ゆっくりと噛んで、歯触りを感じる。
(6)卵焼きの香りや味を感じる。
(7)ゆっくり咀嚼し、卵焼きが口の中で変わっていく歯触り、舌触りを感じる。
(8)最後にゆっくりと、咀嚼した卵焼きを飲み込む。

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