■英語アレルギーを克服するポイント
社会人になるとビジネスで英語が必要になることが多い。しかし、勉強しようとしても、英語アレルギーが原因でなんだか気が進まないこともあるだろう。そんな英語アレルギーを克服するポイントを、パターン別に知っておこう。
1.「英語との出会いに失敗したパターン」の克服ポイント
「このパターンは、今から出会い直せばいいので、むしろ克服しやすいです。例えば気に入った先生について教えてもらう、YouTubeなど無料でも面白いコンテンツがたくさんあるので、そういったものを見てみる、好きな洋画を英語で見てみるなど、まずは自分が英語に興味を持てるように工夫してみるのが良い方法です」
2.「つまらないと感じながら英語を真面目に勉強しすぎたパターン」の克服ポイント
「勉強しすぎてしまって英語アレルギーになってしまった人は、『完璧を求めない』を合言葉に、とにかくアウトプットを増やしていくのがおすすめです。日本語を英語に変換しようとして身動きが取れなくなる人が多いので、『簡単な英語を使ってとにかく伝える』ことを意識して、英語で考えて英語でアウトプットできるよう、徐々に英語の思考回路を作っていくのが良い方法です。具体的には、次のような方法があります」
1.スカイプ英会話など、ネイティブ講師と毎日、もしくは頻繁に話す機会を設けて会話することに慣れる。
2.話したい内容をライティングすることから始めて、“英語で考える”クセをつける。
3.流れてくる英語音声を即座に復唱する「シャドーイング」や、英語の音声を聴いて書き取る「ディクテーション」など、リスニング力を高めることを重視した練習をする。
英語アレルギーを克服するには、まずは自分の原因を知り、今回の克服ポイントを押さえて対策を行うのが良さそうだ。自分が心から英語が楽しいと感じる何かを見つけてみよう。
●取材協力
タナカ ミカさん
英語アレルギー克服アドバイザー/リモート講師養成講座主宰。1988年生まれ。英語×リモートワーク×地方移住がテーマ。オンライン英語講座で多くの受講生に接してきた経験を生かし、個人がリモートワークで事業を行う方法を広めている。
http://pla-pi.com
取材・文/石原亜香利
※記事内の情報は取材時のものです。