英字新聞などの文字の羅列を見たり、外国人から英語で話しかけられたりするとなんだか抵抗を感じてしまう英語アレルギー。学生時代はなんとか乗り切ったものの、社会人ともなれば、実践的な英会話力や英語の読解力がすぐに求められることは少なくない。では、英語アレルギーを持ちながら、英語を使う必要性が出てきたときにはどうすればいいだろうか。アレルギー克服アドバイザーのタナカミカさんに聞いた。
■英語アレルギーになる主な原因は?
タナカさんによれば、英語アレルギーの原因は主に次の2パターンがあるという
1.英語との出会いに失敗したパターン
「英語に出会った最初の時点でつまづき、英語にネガテイブなイメージを持ってしまったパターンです。例えば、中学入学時に英語を学び始め、先生が好きではなかった、授業がつまらなかったことが原因で、英語に興味を持てなかったなど。社会に出て突然英語が必要になり、勉強しようとしても、基礎単語の読み方すらあやしくて、なかなか独学では進まないという人が多いです」
2.つまらないと感じながら英語を真面目に勉強しすぎたパターン
「主に受験のためにコツコツ試験勉強をした人に多くみられるパターンで、日本語の表現を完璧に英語にしようとするなど、とにかく完璧を求めてしまうために、紙上の試験問題は解けても、スピーキングがまったくできないなどの症状が出ます」