■連載/ゆとりのトリセツ
◆意識高い系、ご存知ですか?
「系」でありますから、なんちゃって要素も多く含まれてるよ、という新しい形容詞でありますね。主に大学生に用いられてきた言葉でありますが、もはやそんな限定的なものでは無くなってきているぞと、近頃思うわけであります。
所謂、高級志向の中年が絶賛増加中なようで。そんな彼等も若い世代から見ますと「意識高い系中年」だったりするのですね。
今回は20代前半を代表しまして、見聞きした「意識高い系中年」について綴って参りたいと思います。叩かれることは覚悟の上。では、少し寛大な気持ちで一読願います。
【高級志向=意識高い系の中年様がたの特徴】
バイト先、上司、取引先、様々な場所に必ず一人はいる高級志向の中年様。若い世代は、自身の世界が広がっていくのに比例して、こういった人々との接点が多くなってくるわけであります。筆者と同世代、または少し下の世代に話を聞いていくと、なんとなく目上方の特徴が纏まってきましたので、連立させたいと思います。
Ⅰ:プライドが高い
Ⅰ:地雷だらけ
Ⅰ:持論を語りたがる
Ⅰ:持ち物や衣服に金をかける
Ⅰ:デリカシーがない
Ⅰ:固定観念が強い
Ⅰ:若者を斜めに見据えている
なかなか辛辣かと思いますが、これを意識高い系中年に伝えますと大体「当たり前じゃん。だって。。。」と、反論と開き直りを織り交ぜて長く語り始めます。
簡単には若者の意見なり思考を受け入れないぞと、そんな頑なさが全面に出ているのですね。それがイコール、プライドの塊というふうに見られているようであります。
また、長く生きているぶん人生観や仕事について多く語れるのは当たり前だし、その事自体は良いのですが、まるでそれが全ての答えだとでもいう勢いで語るから「持論語り」となってしまうのです。時代は変わりますし、少ししか生きてないなりの見方や答えがあるわけで。意識高い系中年は、そのホヤホヤの見解に被せがちだったりします。まぁ良いんじゃないその程度で、今は。なんて上から見物しているようなパターンもあるようで。これも非常に遣り難い。