レノボ『YOGA BOOK with Windows』(右)
Wi-Fi版 5万2800円
LTE版 5万9800円
●幅256.6×高さ9.6×奥行き170.8mm、約690g。CPU=インテル Atom x5。メモリー=4GB。ストレージ=64GB。ディスプレイ=10.1インチ(1920×1200)。バッテリー駆動時間=約13時間。インターフェイス=microUSB、microHDMI、microSDカードスロットなど。カラーバリエーションは、カーボンブラックのみ。
レノボ『YOGA BOOK』(Android版)(左)
Wi-Fi版 3万9800円
LTE版 4万4800円
●幅256.6×高さ9.6×奥行き170.8mm、約690g。CPU=インテル Atom x5。メモリー=4GB。ストレージ=64GB。ディスプレイ=10.1インチ(1920×1200)。バッテリー駆動時間=約15時間。インターフェイス=microUSB、microHDMI、microSDカードスロットなど。カラーバリエーションは、シャンパンゴールド、ガンメタルグレー、カーボンブラック。
◎キーボード面がペン入力パッドに!
ノートPCとタブレット両方のスタイルで使えるPCを2in1と呼ぶが、2in1を新たな次元に進化させたのが、レノボの『YOGA BOOK』だ。
物理的なキーボードはなく、フラットなタッチパネルになっている。このスペースがペン入力のパッドに切り替わるのだ。もちろん、ディスプレイをキーボード面の裏側に回転させ、タブレットとしても使える。2in1と書いたが、実は3in1と言える製品だ。
ディスプレイ部の厚さは、4.05mm。これは2in1デバイスとして世界最薄だという(閉じた時の厚さは9.6mm)。メタルの筐体、そしてキーボードのデコボコしたパーツがないため、かなり凝縮感がある製品に仕上がっている。
独自の「Haloキーボード」は、ライトアップによりキートップを表示。キーに触れると「ブッ」と振動が指に伝わる。『ThinkPad』とほぼ同様のキー数を配置し、キーピッチは18.1mmを確保。見た目は打ちにくそうだが、個人のタイピングのクセを学習し、指とキーの位置関係を最適化することでスムーズなタッチタイプを可能にしている。
◎紙とペンのアナログ派もうれしいペンタブ機能
ペンタブのモード(REAL PEN)では、キーボードのライトが消え真っ黒になる。ペンタブでは8割以上のシェアを持つワコムの技術が採用されており、2048段階の筆圧検知に対応している。
おもしろいのは、ペンの芯をボールペンに交換できること。パッドの上に置いたノートや紙に直接書きながらカーボンコピーのようにデジタル化できる。この機能は、ディスプレイを裏側に回した状態でも使用可能だ。
クリエイティブ用途のみならず、アイデア出しなど、工夫次第でビジネスの生産性も高められる文房具的なデバイスである。