〈高級感で選ぶならエスティマ、コスパで選ぶならセレナ〉
◎トヨタ『エスティマ ハイブリッド』
[運転性能]スタート時は車体の重さもあり、俊敏とは言えないが3000回転あたりから弾みがつく。ハンドリングは標準レベル。17点
[居住性]2列目、3列目はゆったりして快適だが、前席と2列目以降が分断されてしまう感じが残念。16点
[装備の充実度]10年前のモデルだが年次改良の積み重ねによりアップデートされている。ただこの価格にしては安全装備がプア。16点
[デザイン]初代からのワンモーションフォルムを継承しつつ、新しいトヨタデザインも採り入れている。古さを感じさせない。19点
[爽快感]0→100km/hの加速は10秒台で、2Lのガソリンセダン並み。加速中の動きはタイム以上に軽快に感じた。18点
[評価点数]86点
◎日産『セレナ』
[運転性能]最新モデルとしての出来栄えはとてもよいが、唯一の不満は2ℓエンジンのパワーのなさ。発進時が特に弱い。16点
[居住性]5ナンバーで設計されているが、室内はとても広い。シートのアレンジもユーザーの目線で考えられている。18点
[装備の充実度]同一車線自動運転支援技術を実用化したのはすばらしい。しかも操作方法を簡単にしたところは評価に値する。18点
[デザイン]5ナンバー枠でデザインを追求するのはとても難しいことだが、個性と新しさを表現。クオリティーの高さに感心した。18点
[爽快感]運転席に座ると細かいAピラーや視界のよさで開放感が味わえるが、いざ走らせるとどうしても非力さが気になる。16点
[評価点数]86点