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なぜ夫婦げんかの多い県は日本海側に多いのか?

2017.02.16

どこの家庭でも必ずと言っていいほど夫婦げんかは起こる。じつは、夫婦げんかに関するユニークなデータがある。楽天が2013年に、同社が運営する、結婚式場探し・結婚式準備の総合情報サイト「楽天ウェディング」で全国の既婚男女3万4370名を対象に行なったインターネット調査「都道府県別夫婦げんかランキング」によると、夫婦げんかの多い上位3県は日本海側にあることが明らかになった。また、夫婦喧嘩が多い県No.1は「福井県」という結果に。夫婦喧嘩が多いというと「夫婦仲が悪いのでは……」と思ってしまうが、言い換えれば、夫婦でコミュニケーションをとる努力をしている県ともいえるかもしれない。

 今回のアンケート調査で「夫婦間のけんかは多い方だと思う」と回答した人の居住地域は、1位が福井県(19.1%)、2位が島根県(17.9%)、3位は富山県(17.6%)と、いずれも日本海側に位置する県が上位を占めた。「けんかするほど仲がいい」という慣用句があるように、けんかをコミュニケーションのひとつと捉えれば、けんかの多い夫婦はコミュニケーションが活発な夫婦とも言える。夫婦げんかが少ない3県は、和歌山県(9.6%)、徳島県(11.1%)、新潟県(11.5%)だった。

都道府県別夫婦げんかランキング

 同ランキングの結果について、県民性に関する研究の第一人者である矢野新一氏は、夫婦関係と県民性の関わりを以下のように分析している。

 夫婦喧嘩が多い都道府県の上位3県は、「福井県」(19.1%)、「島根県」(17.9%)、「富山県」(17.6%)と、日本海側に上位が集中する結果となった。 1位の福井県民は、何事にも堅実で、雪国ゆえの辛抱強さを兼ね備えているが、かつての越前商人の影響で、男性も女性も負けず嫌いな性格が多く、お互い譲り合うことが少ないため夫婦喧嘩が多いと考えられる。

 2位の島根県民には、真面目で控えめな女性が多く、従順な大和撫子がいまだ残っている地域とされている。しかし、今回上位に入っていることから、現代の島根女性は強くなり、自分の意見をはっきりと主張するようになってきたことがうかがえる。 3位の富山県民は、自分が思っていることをはっきり意思表示する人が多いため、ぶつかることも多く夫婦喧嘩が多い要因になっているのかもしれない。

 夫婦喧嘩が多い都道府県の下位3県、つまり夫婦喧嘩が少ない県の上位3県は、「和歌山県」(9.6%)、「徳島県」(11.1%)、「新潟県」(11.5%)という結果に。 夫婦喧嘩が多い都道府県最下位の和歌山県は、男性は基本的にのんびりした人が多いが、向こう気は強いという県民性がある。

 しかし、女性は真面目で辛抱強いため、夫婦喧嘩が少ないと考えられる。夫婦喧嘩が少ない県の上位5県に入った徳島県と高知県は、気の強い女性が多い地域といわれているが、どちらの県もケンカが少ないという結果に。ケンカが少ない要因として、あまりの妻の気の強さに、夫が抵抗することをあきらめてしまっているのかもしれない。

 中には例外もあるが、福井県や島根県、富山県など日本海側の地域ではケンカが多く、和歌山県や徳島県、高知県、奈良県などの太平洋側の地域はケンカが少ないという傾向が見えた。 ケンカするほど仲が良いともいわれているが、いつまでも仲が良い夫婦でいるためには、お互いの県民性を知るのも夫婦円満の秘訣かもしれない。

【調査概要】
調査方法: インターネットリサーチ
調査期間: 2013年12月28日~2014年1月31日
調査対象: 全国の既婚男女20歳~39歳
集計対象数: Qzoo(キューズー)モニター男女3万4370名

文/編集部

 

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