■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所
3歳までに培われた味覚は一生を左右する。そんな風によく言われていますが、実際好き嫌いを大人になってから直すのはとても大変です。あれも嫌い、これも苦手と食材に注文が多すぎると、幼くてワガママなイメージがついてしまうもの。今日はそんな偏食家男子による、図々しすぎる残念な特徴をご紹介します。
■偏食家なのになぜか自分が基準
1品2品と苦手な食べ物は誰にだってあるものですが、それが5品6品と増えていったり、野菜全般嫌いとなると、それはもう超偏食家の域に入っていくでしょう。なぜそうなってしまったのか気になりますが、それを指摘しされたときの彼らのリアクションには、2つの残念な共通点があるように思います。
■まずいのはみんなの舌がおかしいと責任転嫁
偏食家の人と会話をすると、必ず「まずい!こんなものを美味しいと思うその舌の方がおかしい」というような、味覚論の話になります。
美味しいというのは個人の持つ味覚の物差しの中でしか正解が出せない問題なので、議論するのは難しいテーマです。それなのに偏食家の男性に限って、自分がまずいのは舌が繊細だからと言い張ったりするシーンを見かけます。
それは本心から言っているのか、それとも言い訳としていっているのかはわかりませんが、好き嫌いが多い=味覚が繊細というのは、微妙に違う話のようなきもします。
■批判されるとちゃんと成長していることを主張
いろいろ肩身の狭い経験もされてきたであろう偏食家男性たち。彼らはなぜ嫌いなものがこんなに多いのかという話になると、決まって1つの主張が言われます。それは「でも問題なく成長しているだろう!」という反論です。
健康に生きることが1番ですから、確かにそれならそれで良い気もしますが、味覚が鈍感なことに対する健康であるという反論は、実は全く理論的ではありません。その場合「食に興味がないから、味を楽しめないことに不都合はない」くらい言い返さないと苦し紛れと思われかねません。