衣類スチーマーを使う前のシャツ。裾や袖、身頃にシワが縦横無尽に走り、かなりヨレヨレの状態。とてもオフィスには着ていけない。
そんなシャツの端を軽く持ち、アイロン面を軽くあてながら、ゆっくり滑らせるようにスチームを気になる部分にあてていく。10cmを3秒ほどで動かしていくのが理想的。クリーニング後の袖や背中のたたみジワも、手軽にケアできる。
違いを比べるために向かって右側だけにNI-FS470を使ってみた。その違いは歴然。この状態にシャツをハンガーにかけたまま、しかもアイロン台などは使わずに仕上げられるのだ。
そして底部は、滑り性の高いセラミックコートを採用した、プレスも可能な2WAYタイプのフラットアイロン面となっている。このため、パンツの折り目付けやハンカチ、スカーフの仕上げにはアイロンとして使うこともできるのだ。アイロン使用時には、スチーム穴から伸びる溝からスチームが広く行き渡り、より美しい仕上がりが期待できる。
このように手軽なシワとりだけではなく、花粉やダニなどのアレル物質対策、さらにはアイロン機能まで備えた衣類スチーマー。春からの新生活を迎えるにあたり、ぜひ揃えておきたいユーティリティ家電の一つだといえるだろう。
※1 評価方法:天気予報で「非常に多い」と言われるレベル(2000個/m³)の花粉を実験室内に3分ごとに散布。10分後、衣類から花粉を採取し、顕微鏡で花粉の数をカウント。1時間の外出を想定。実験室内の温度12℃、湿度50%。(出典:ライオン株式会社 Lidea「衣類に付着した花粉を家の中に「持ち込まない」ポイント」)
※2 花粉アレル物質試験内容●試験依頼先:パナソニック(株)解析センター●試験報告書番号:4AA33-150918-F02●試験報告書発行日:2015年10月13日●試験方法:高温アイロン面を押しあてた花粉(Cryj1)抽出液付着布の抑制試験●試験結果:1秒間の処理で99.0%以上の抑制率、3秒間の処理で99.9%以上の抑制率
ダニ由来アレル物質試験内容●試験依頼先:パナソニック(株)解析センター●試験報告書番号:4AA33-150918-F02●試験報告書発行日:2015年10月13日●試験方法:高温アイロン面を押しあてたダニ(Derf1)抽出液付着布の抑制試験●試験結果:1秒間の処理で95%以上の抑制率、3秒間の処理で98%以上の抑制率
撮影/久保田育男(owl)
協力/パナソニック