「ブルーライト削減フィルター」の効果は?
デフォルトではスクリーンカラーは濃い黄緑。周波数の長い暖色系の色をかぶせることで周波数の短いブルーカラーを緩和させるということなのだろう。デフォルトではフィルター率30%なのだが、実際、このぐらいが表示色にもあまり影響がなく日常的に使いやすそうだ。最高100%まで上げることができるが、文字はまったく見えなくなる。現実的には80%ぐらいが実用的な限度なのではないだろうか。
フィルター80%状態。これ以上行と、かなり画面が見にくいので実用上限界な感じ。
「ブルーライト削減フィルター」の実用性は?
この種のアプリでブルーライトカットするものは、何よりも手軽に使えるのがいい。このソフトの場合、フィルター率30%程度であれば、表示も違和感がなくて実用的だ。そして、フィルター率はマニュアルで設定できるので、電子書籍などを長時間読んでいて、目が疲れるなー、と思ったら50%とか70%に設定して、よりブルーライトをカットすれば、スマホを電子書籍リーダーとしてより実用的に使うことができるだろう。
「ブルーライト軽減フィルター」はスマホばっかり使っていて、最近、目が疲れるんだよな、というような人にお勧めだ。
関連リンク
厚生労働省「新しい「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」の策定について」
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/04/h0405-4.html
文/一条真人
ITジャーナリスト。雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスONE」編集長などを経て現在にいたる。著書50冊以上で、近著は「はじめてのChromeBook」(インプレスR&D)。IchijoMasahto。本名:OSAMU SAKATA。
■連載/一条真人の検証日記