◆生活リズムに取り入れて習慣化させることが重要
「骨盤運動はどの時間帯で行なってもよいが、おすすめのタイミングは、お風呂上りか就寝前。深部体温が一度上がってから再び下がるときに眠気を感じると言われているが、まずはお風呂に入って体温を上げ、そのあとに骨盤運動でストレッチ&エクササイズをすることで気持ちがほぐれ、その後徐々に体温が下がって質の良い眠りにつくことができると思う。また、お風呂上りは体温が高く、準備運動(ウォームアップ)を短縮してエクササイズしても、怪我や筋肉痛につながりにくいと考えられる。
なにより大事なのは、毎日の習慣にすること。食後に歯を磨くのと同じ感覚で、毎日『○○の後には骨盤運動』と習慣化することで、筋肉が少しずつついていき、基礎代謝量の増加が期待できると思う」(三好さん)
【AJの読み】問題は継続できるか否か
もうトシだしダイエットする気力もないと、食べるに任せた年末年始。案の定、パンツ類やスカートがかなりきつくなり、ウエストゴム以外のボトムがはけない事態に陥っている。
ここまでお腹が出ている状態では、家庭用の運動器具ではカバーしきれないと思いつつも、やらないよりはマシと毎日、お風呂上りに「ながらウォーク」を行っている。
普段は動かさないような腰回りの動きなので、最初は気持ちよさを感じるくらいだが、3つの運動を終えると、腹筋やわき腹がぴりっとして、動かしているというのが実感できる。やり始めてまだ1週間ほどなので、激変とまではいかないが、ホックが留まらなかったパンツがいくつか留まるまでに戻った。
三好トレーナーのアドバイスのように、習慣化するまで続けると、効果が期待できるかもしれない。通販で衝動買いした運動機器がいつのまにか物置に放置されていたという苦い経験を持つ人も多いと思うが、自宅で行うエクササイズはいかに継続できるかがカギとなる。「ながらウォーク」はテレビを見ながらでもできるので、常に目につく場所に置いて気が付いたときに行えるのが大きなメリットだろう。
文/阿部 純子
■連載/阿部純子のトレンド探検隊