《脳科学的》〝運のいい人〟になる5つの方法
●自分を大切にする
自分を大事にする姿は、他人に伝わる
愛車をていねいに扱うように、自分自身にも心を配る。ピカピカなクルマなら他人も大切に扱ってくれるように、自分を大切にしている人には、ていねいに接してくれるもの。周囲の人間の影響は想像以上に大きいものだ。
●不安と向き合う
できないことはできないと素直に認めて
「自分はできる!」と思えればいいが、そうでない場合は、「できる!」と思い込もうとしないほうがよい。不安を書き出したり、信頼できる人に相談することが重要。あえて不安を露呈することで、実力が発揮できるようになる。
●運がいい人の真似をする
なりたい人物の考え方に近づく
成功している人や、こういう人になりたいというロールモデルがいたら、話し方や考え方、ファッションや持ち物まで、ありとあらゆることを真似してみるといい。やっていることを真似しているうちに、脳の回路も似てくる。
●毀誉褒貶(きよほうへん)に惑わされない
運がいい・悪いは、自分で決めること
「自分にとっての幸せは何か」というものさしがなく、世間の評判に流されて生きていると、いつまでたっても幸福感に満たされない。運がいい・悪いは「自分なりの幸せのものさし」次第。定義が決まれば、心は乱されない。
●常に夢を思い描く
センサーを働かせて幸運の矢をキャッチ
明確な夢がなければ、幸運の矢が目の前に来ても、キャッチできないどころか気づかずに見過ごしてしまう。夢をかなえる人、セレンディピティーを発揮できる人は、夢や目標がかなった状態をいつも頭のどこかで思い描いている。
『科学がつきとめた「運のいい人」』
サンマーク出版
1470円
中野信子さん
1975年、東京生まれ。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。脳科学者、医学博士。世界の上位2%のIQ所有者のみが入会を許されるMENSAに所属。
※記事内のデータ等については取材時のものです。