■うんっ? なんかジワジワ暖かくなってくるぞ
全身タイツマンになってみたが、起毛のお陰ですでにポカポカしている。さらに、お腹のあたりと肩の辺りがジワジワと暖かく感じてきた。
タイツマンで居続けるのも恥ずかしいので、上にシャツをはおり、ジーンズを履く。しばらくイスに腰掛けパソコンで作業していると、5分もしないうちに、汗ばむ勢いだ。
いつもは部屋の暖房を23℃に設定しているけれど、ちょっと暑いくらい。設定を20℃まで下げることにする。
風が吹く屋外ならどうだろうか? と思い、上着を羽織らずに千代田区のオフィス街に出る。日中なので気温は少々高く12℃ほど。コンビニに向かったのだが、歩いているだけでポカポカが増してくる。
冬場にしては暖か過ぎるので別の日に試そうと、ビル風が吹き付ける気温4℃と東京にしては寒い日に、ウルトラウォームを着込んで街へ出た。
陽は落ち、風で鼻や耳は真っ赤になっているが、ウルトラウォームが発熱しているようで、膝や脇、お腹、背中がポカポカしている。始祖であるヒートテックに比べると、1枚重ねて着ている感じがした。ウルトラウォームはエクストラウォームの1.5倍暖かいというから、ヒートテックに対して2.25倍暖かいらしい。確かにそんな感じだ。実力高し!
■状況により着こなすと便利かも
ウルトラウォームは、確かに超極暖であった。それでいて服も着やすく、ストレッチ性に優れるから、インナーウェアとしての実力も高い。
一方、ヒートテックは薄くてスッキリ。スタイルが気になるタイト目な服の時にいいだろう。
ヒートテックは薄手でタイトな服に合わせて、アウターを厚手に、ウルトラウォームは極寒の日に使うか、アウターを軽めにする。エクストラウォームはその中間といった感じで着こなせば、寒さ対策とスタイリングのいいバランスが取れそうだ。
文/中馬幹弘(ちゅうま・みきひろ)
アメリカンカルチャー誌編集長、アパレルプレスを歴任。徳間書店にてモノ情報誌の編集を長年手掛けた。スマートフォンを黎明期より追い続けてきたため、最新の携帯電話事情に詳しい。ほかにもデジタル製品、クルマ、ファッション、ファイナンスなどの最新情報にも通じる。