■連載/ペットゥモロー通信
ボーダー・コリーは天才?
犬を飼っていると、言葉が分かっているのかな、と感じる瞬間があります。
特に「ごはんだよ」や「散歩だよ」や「取って来て」などの言葉は、多くの犬が覚えていて反応するようですが、研究者の間ではそれは音として捉えているだけであって、言葉を理解しているとは言えないという意見が大半でした。この理由として、犬は人の表情や声のトーンから飼い主の気持ちを読み取る能力が高い為、言葉が通じたようにふるまうのだと考えられていたからです。
ところが、1000語以上の単語を覚え、動詞も理解しているという天才犬のボーダー・コリーが登場し話題を呼びました。その犬の名はチェイサー。飼い主であるピリーさんがアニマルサイエンス学に基づく訓練をチェイサーに行なったことで理解できるようになったとのことです。
ちなみにほかにも、ドイツなどで200〜300の言葉を理解している犬が話題になったことがありましたが、その犬もボーダー・コリーでした。犬が言葉を理解できるというのは、飼い主にとってはうれしい事ですね。
文/大原絵理香(ペットゥモロー編集部)