バイドゥは、日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」の『Simeji今年の顔文字大賞2016』を発表した。2014年から始まり今年で3回目を迎える『Simeji今年の顔文字大賞』は、“最も今年らしい”顔文字を選ぶ賞。約5万種類あるSimejiの顔文字の中から、ユーザーが多く使用した顔文字や、今年話題となった言葉が反映された顔文字25作品を選出し、そのノミネート顔文字の中から「これぞ今年の顔文字!」と思われるものをユーザーに投票してもらい、大賞を決定した。
過去2回の顔文字大賞も大きな反響があったが、今年は実に昨年比7倍となる総投票数約1万4000票に達した。1万4000票の投票をもとに、今年の顔文字大賞に選ばれたのは『(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ(よみ:うぇーい)』となった。
■パリピを筆頭に使用者拡大!
『(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ』が「Simeji今年の顔文字大賞2016」に選ばれた理由としては、まずはその使い勝手の良さ。会話中の楽しい出来事、嬉しいニュースなどテンションが上がった時に利用することはもちろん、「いいよ!」の代わりに『(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ』を使ったり、挨拶や返答、相槌の代わりとしても使える適度な意味のなさが使いやすいと好まれているようだ。また、その表情についても単に可愛いだけではない突っ込みどころがあり、「かわいいw」「気持ち悪いw」「破壊力半端ないw」「はらたつw」などの声がSNSで多くみられた。手の部分を絵文字のピースサインに差し替えたり、口の部分を唇の絵文字に差し替えたりなどの亜種が多く存在していることも、『(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ』の人気の高さを表している。
『(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ』という顔文字自体は数年前から存在しているが、「最も今年らしい顔文字」として選ばれた理由に、『(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ』を体現する存在「パリピ」がより注目された1年であったことが挙げられる。パリピとは「party people(パーティーピープル)」の略語で、海やBBQやキャンプ、ハロウィンパーティーやファンランなど、イベントや仮装を楽しむ人々の総称。「リア充」に続き、今年はこの「パリピ」という言葉がより広く浸透した年であったと言えるだろう。InstagramやTwitter、ニュースでも「パリピ」の賑やかな光景をよく見かけるようになったと思う。楽しく前向きに日々を楽しむ『(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ』が浸透したことで、それまでややマイナスの意味で使われることの多かった『(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ』が、人々に親しまれる存在にまで昇華したと考えられる。
■「Simeji今年の顔文字大賞2016」ノミネート作品
Simejiスタッフは、「今年1年、国民の祝日「山の日」が制定されたり、スポーツや文化など、海外で活躍する日本人のニュースを見て、思わず『(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ』と叫んだ方も多かったはずです。来年も、『(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ』を使いたくなるうれしいニュースが飛び交う事を期待し、今後もまたこのような場で皆さんにご報告ができればと思います」と、コメントしている。
関連情報
http://simeji.me/cp/kotoshinokaomoji/2016/
文/編集部