これから新しくなったVWビートルを購入しようと思っているのであれば、ちょっとした悩みに直面するかもしれない。すなわち、2016年9月に主に内外装のデザイン変更を行い、マイナーチェンジした新型The Beetleに続き、同11月には1.4Lターボ、150ps、25.5kg-mのTSIエンジン+7速DSGを搭載し、215/55R17タイヤを履く、モード燃費る18.3km/LのThe Beetle R-Lineが加わったからだ(1.4Lターボは過去、限定車では存在した)。
ちなみにこれまでの標準型ザ・ビートルは、1.2Lターボ、105ps、17.8kg-mのエンジン+7速DSG、215/60R16タイヤ、17.6km/Lというスペックだった。燃費に関しては、逆転している。
VWのラインナップに詳しい人であれば、R-Lineに搭載されるパワーユニットはゴルフハイライン、トゥーラン、パサートと同じものであることに気づきますよね。だからパワーに余裕あるだけのThe Beetleなのだな・・・と思うのは早合点。両車を比較試乗すると、まるで別もののクルマなのだから。
R-Lineのエクステリアはマイナーチェンジ後の、より前後のデザインが精悍になった最新のもの。インテリアに至ってはシリーズ最上級のザ・ビートル2.0 R Lineと共通なのである。