■連載/ペットゥモロー通信
意外とおもしろい有名犬キャラのモデル犬探し
まず、有名なのが“スヌーピー”。こちらはビーグルがモデルだといわれています。白いボディに黒い耳だけ見ると、あまりビーグルがモデルになっているとは思わない方もいると思います。しかし、スヌーピーの友好的で頑固な性格、背中の黒い模様はビーグルに通ずる部分があるように感じます。
続いては「アルプスの少女ハイジ」のアニメに出てくる、“ヨーゼフ”。ヨーゼフはセント・バーナードという犬種です。セント・バーナードはアニメのとおりの超大型犬で、もともとアルプスで雪山救助犬として活躍していました。ヨーゼフの優しく穏やかな性格も、セント・バーナードそのものだといえます。
犬が出てくる有名アニメの代表格ともいえる「フランダースの犬」。この作品に出てくる“パトラッシュ”は、ブービエ・デ・フランダース(ブービエ・デ・フランドル)という犬種だといわれています。驚くことに、ブービエ・デ・フランダースは、ブラックや濃いグレー単色の犬で、アニメのパトラッシュとは外見が全く異なります。これは、あくまでもモデルにしたと言われていますがアニメオリジナルの犬に仕上げたらたそう。
最後にご紹介するのは、ディズニーのミッキーフレンズには欠かせない“プルート”です。黄色い身体に長く垂れた黒い耳…一見、思い当たる犬種は浮かびませんが、このプルートのモデルとなったのはブラッド・ハウンドだといわれています。ブラッド・ハウンドは、ベルギー原産の猟犬です。長い垂れ耳や大きな足、ミッキーに対して従順な性格はブラッド・ハウンドに当てはまり、プルートのモデルがブラッド・ハウンドというのも納得がいきます。
犬がモデルになっているキャラクターは、ほかにもたくさんいます。それぞれのモデルとなった犬種の写真とキャラクターの絵を並べてみると、言われなければ気づかなかった共通点なども見つけられて楽しいかもしれませんね。
文/大原絵理香(ペットゥモロー編集部)