■手帳の使い方も“残念”なところが
デジタルでのスケジュール管理に問題があるのなら、アナログでの管理はどうなのかと聞いていくと、紙の手帳は手帳で残念なエピソードが聞かれます。
「会社の意識高い系男子(と勝手に命名)が、昨年から高級手帳に凝り始めました。ボールペンも海外製らしいのですが、笑っちゃうのはいつも中身が真っ白なこと。スケジュールは一応書き込んでいるようですが、中身はほとんど白いんです。それじゃ使っている意味がないと思うのですが、本人は「これなら頑張ろうって思えるんです」と言っており、横ヤリもできない状態です」(28歳・販促営業)
「これは男性ならでは、だと思うのですが、ウチの旦那が……恥ずかしいんですが、字がすごく汚くて。手帳に書いた文字をいつも読めずにウンウン悩んでいます。これ、何と読むのかな?と聞かれても、夫婦といえど、わかりません」(34歳・主婦)
どれも男性ならではの、エピソードに見受けられます。ちなみに、筆者の父も字にかなりクセがあるのですが、時々自分で書いたメモが読めないような素振りを見せています。これはもしや、男性の性なのかもしれません。
■番外編:女性の残念手帳あるある
こうして人の話を聞いていると、男女差が印象的だったスケジュール管理問題。最後はおまけとして、女子のスケジュール管理における残念エピソードを紹介したいと思います。
「会社の後輩の手帳(仕事用)が、とにかくバカっぽくて恥ずかしいんです。カバーはどピンクで、柄もすごくて、ボールペンもキャラものを使っています。うちの会社は一応、硬めの会社なので、客の前で出されると正直、恥ずかしい気持ちになります」(29歳・製薬)
「社内共有のGoogleカレンダーに予定を入れる際、何かと記号を多用する女子がいます。本人は見やすくするためだと主張しているんですが、「★★A社来社予定★案件打ち合わせ★」みたいな書き方になっていて、星だの音符だの記号がうるさい。まあ、スケジュール管理自体に影響はないので、言わないのですが、やっぱり気になりますね」(32歳・商社)
社内で共有するGoogleカレンダーの使い方にそんな応用編があったとは(笑)。ちなみに筆者が会社員時代に困った話としては、Googleカレンダーに予定を登録する時に略語で書く男性がいたこと。例えば、「PMTG@Y&B」(=プロジェクトチームミーティング、山崎さんと阿部さん出席)というような記載でした。もう少しわかりやすかったような気もしますが、とにかく周りは「Yって、何?」と解読するのに悩んでいました。
人によってクセが出やすいスケジュールの共有。できれば、周りを困惑させることなく、活用したいものですね。
★今回の教訓★
スケジュール 無駄なく正しく! 男なら
文/おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト。水商売やプロ雀士などを経験し、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と男女の特性を踏まえたコミュニケーション術を研究。ブログ(http://oshimarie.com)
■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所