■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所
文具店や書店では、2017年の手帳が店頭に並び始めました。早くも来年の準備を始めている人もいるのではないでしょうか。雑誌などでも手帳特集が組まれていますが、皆さんは、どんなタスク&スケジュール管理をされていますか?
手帳派? アプリ派? 男性に比べて女性の場合、アナログ手帳派が多いようですが、周りを見ていても、スマホの普及によってアプリで予定を管理する男性が増えているように感じます。しかし、最近、予定管理ツールの選択肢が増えすぎたせいで、何だか「ちょっとそれは違うんじゃない?」と思えてしまう使い方をしている男性をよく見かけます。一般的に、男性は凝り性が多いからなのか、几帳面だからなのか……そんなことも考えつつ、今回はそんな残念なスケジュール管理男子について触れたいと思います。
■デジタル派の残念は意外なところに
会社がGoogleカレンダーでのスケジュール管理を必須にしたため、自分のスケジュール管理もこれを機にGoogleカレンダーをはじめとしたアプリケーションに移行している人も多いのではないでしょうか。かくいう筆者も会社員時代、Googleカレンダーを会社の事情で使っていた時期があります。しかし、スケジュール管理というのは、どうしても向き不向きがあるようで、結果的に、非効率なスケジュール管理をしている男性を生み出しているようにも思います。
「会社のおじさんが、スマホに変えたのをきっかけに、スケジュールもアプリで管理し始めました。最初は不安なのか、アプリと手帳に二重で予定を登録していました。周りも『慣れないんだね、きっと』と見ていましたが、2年以上経った今でも、アプリと手帳に予定を二重登録する生活を続けています。それならもう無理してアプリを使わなくていいと思うんです」(30歳・事務)
新しい仕組みに慣れようという気概はいいと思うのですが、さすがに2年もムダな動きをしているのなら、おせっかいかもしれませんが、どちらかやりやすいほうでやればいいのにと思ってしまいますよね。ただ一方で、逆のパターンも発生しているようです。
「クラウド上でタスク管理を全く生かせていない新人がいます。スケジュール管理は会社内のサーバー上で行なっているのですが、いつもそこに書き込むのを忘れてしまうんです。周りに『書くのを忘れるなら、手帳を持ったら?』とアドバイスされても「気をつけます」の一点張りでいつも忘れてしまうんです。この前も部内の会議が入っているのに、来客の予定を入れ忘れてちょっとしたトラブルに……。デジタルへの過信なのか、それともただ単にこの子がアホなのか、周りの部員はいつも心配しています」(31歳・企画職)
おそらくこれは、彼個人の問題だと思われます。というのが、率直な感想ですが、スケジュール管理の杜撰さというのは、デジタルだろうが、アナログだろうが、やっぱり性格が出るものです。