もうひとつ、『トゥインゴ』の評価が高くなる理由はデザインにある。愛くるしい外観をしているのだけれども、僕のようなオヤジが乗ってもイタくないのがうれしい。
「自分が乗ってカッコよく見えるデザインを目指した」(デザインディレクターのローレンス・ヴァンデンアッカー氏)
まぁ、彼は長身でいつもダークスーツにカッコよくスニーカーを合わせているほどのオシャレさんだから、何に乗ってもサマになるのだけれども『トゥインゴ』は特別によく似合っていることは間違いない。
189万円という、同カテゴリーの日本車とガチで比較対象となる価格以上の内容を備えていて、コスパも超優秀。たった10万円高の電動キャンバストップ付きが開放感抜群でおすすめだ。試乗車を返却する頃には、自分で乗るとしたらボディーとインテリアは何色を選ぼうかと真剣に考えてしまった。
■関連情報
http://www.renault.jp/car_lineup/twingo/index.html
文/金子浩久
モータリングライター。1961年東京生まれ。新車試乗にモーターショー、クルマ紀行にと地球狭しと駆け巡っている。取材モットーは“説明よりも解釈を”。最新刊に『ユーラシア横断1万5000キロ』。
■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ