鍋の内側には、炊飯に便利な目盛りを刻んでいる。欧米でも評価が高い同社だけに、オンス表示もあるのがおもしろい
◆コジー×断熱ディスクで低温下でもできたてをキープ
一番気になるのは、その保温力だ。
沸騰した水(98℃)を冷蔵庫内(約9℃)に入れて20分後の温度を測ってみたところ、コジー付きは70℃、一方のコジーなし(ふたあり)は55.5℃となった。炊きたてごはん(95℃)の場合は、コジー付き73.5℃、コジーなし(ふたあり)は61℃。この日は気温33℃で、何度も冷蔵庫を開閉したため、後から計測したコジーなしのほうが庫内温度が高かったと思われる。それでもコジーありとなしでは最大約15℃の差が生まれた。風がある日やより気温が低い冬キャンプでは、コジーが大きな役割を果たしそう。
熱いクッカーをコジーに入れるのは難しそうに思えたが、リフターはぐらつかず、食材の重みで難なく入る。ふたの上部には湯切り穴がついているので、隠すように断熱ディスクを乗せると保温効果が高まる