■強烈な自虐トークがやってきた時の秘策
いろいろとバリエーションが豊富な女性の自虐トークですが、実際目の前にしたらどう切り返せばいいのでしょう。やんわり否定してことが済むならそれでいいのですが、先ほどあげたような強烈な自虐には、流すという技はなかなか通用しません。そんなときに試したい、2つの自虐返しを紹介します。
◎自虐乗っかり
最初は毒を持って毒を制す。自虐に自虐で返していきます。
A「私最近超太ったんだよね」
B「本当に?わかんないよ。むしろ俺の方がこのビール腹やばくって」
A「男の人は太っていても、ある程度許されるからいいよね」
B「そんなことないよ。デブで稼ぎも普通だったら救いようがないし……」
このように、自虐をしてきた人の1歩下をいく自虐で切り返していけば、最終的には「なんかこの話題振ってごめんね……」というノリになって終了します。ただし、話し終わったあと、思わぬ疲労感に襲われることがありますので、ご注意ください。
◎自虐否定に理論返し
続いては流すと食ってかかる女性に対して有効な自虐返し。それは意外にもちゃんと否定してあげることです。
A「私も、もうおばさんだよ〜」
B「そうかな?全然感じないけど、どうしてそう思うの?」
A「え、だって…(理由を述べる)…」
B「全然気にしすぎだって!だってさ…(否定の理由を述べる)…」
通常流してことなきをえるのが正解の自虐ですが、相手のことを思ってしっかり否定すると、意外にも印象よく会話が閉じられることもあります。
なあなあにしない語り口が、男らしさを感じさせるのかもしれませんね。しかし、弁の立つ女性との会話だと、喧嘩に発展する場合もあるので相手の見極めは必要です。
さあ、あなたもこれで今日から自虐トークマスターです。女性が自虐ネタを口にするのは、悪意があるわけではありません。ただ何となく自分を大きく見せたくなくて、ポロっと吐いてしまうのです。そんな過ちを優しく包み込んであげるのがスマートな男性の役割。自虐返し、ぜひ使ってみてください。
★今回の教訓
自虐ネタ 流せないなら 立ち向かえ
文/おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト。水商売やプロ雀士などを経験し、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と男女の特性を踏まえたコミュニケーション術を研究。ブログ(http://oshimarie.com)
■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所