■英会話は、学ぶんじゃなくて“覚える”もの
「なぜ、英会話ができなかったと思う?」。大西先生の第一声は、こうだった。
「中・高・大学の10年間勉強したけれど、皆さんがやっていたのは“日本語訳”だけ。話す訓練をしていなければできるはずがないんです」。そういった後、“Yes,he did,unfortunately. ”という例文を3人に読ませた。
「イエス ヒー ディドゥ 」と律儀に発音した岡田さんに向かい、大西先生は「違う、違う」と手を振った。「え?」という顔をする岡田さんに「英文と実際の発音は違うんだよ」と大西先生。
上のように、“on it”を「オニット」と発音するなど、ネイティブの発音が記されている
するとクリス先生が、『EX-word RISE』を取り出して、リアルな発音を覚えるのに便利な“リスニング”のコンテンツを示した。「これにはNHKラジオの『ラジオ英会話』が収録されているのですが、実践的な発音を耳で聞いて覚えられるから実に役立ちますよ」
NHKラジオ講座の音声とテキストを6講座×各1年分収録しており、実践的な発音が覚えられる。1回約15分の講座なので、スキマ時間に学習できるのが魅力だ。
大西先生らの言葉を聞いた白神さんは、発音の仕方について熱心にメモを取り始めた。すると、大西先生「ペンを置いてください!」と制止。「書いて覚えるのは受験英語。英会話は、学ぶんじゃなくて“覚える”もの。そのためには、耳に入れたら、とにかく口に出す。口に覚えさせるのです」。学校でならってきた勉強法を否定され、不安になる3人。しかし、大西先生は畳み掛けるように、その理由を説明した。
「とにかく口に出して使いまくるのが、英会話上達の近道。この『EX-word RISE』の“ボキャブラリー”のコンテンツには、英単語や英文の意味だけでなく、ネイティブの発音を耳で覚えられる「キクタン」シリーズが収録されています。これを体に叩き込むように覚えさせるのです」
音楽に合わせて英単語と訳が読み上げ、発音と意味を学べる「キクタン」シリーズは、英単語約1万2400語※収録。
※各コンテンツに収録されている語数の合計。単語の重複を含む
「いちいち頭の中で日本語に変換し、英作文していたら、会話が成り立つはずがない。シーンに合った英文をどれだけ頭の中に入れるか……それが重要。この『EX-word RISE』には、さまざまなシーンの英文が、それもネイティブの発音で収録されている。それらを全部、頭に入れれば無敵ですよ」