《プレザージュに装備されたセイコーの独自技術「TRIMATIC」とは?》
●マジックレバー
国産の自動巻き腕時計普及の先駆けとなる「ジャイロマーベル」(1959年発売)から搭載された、セイコー独自のパーツ形状。向きの異なる2つのツメを持つマジックレバーは、自動巻きローターの回転方向にかかわらず、先端のツメで伝え車を常に一方向に送り続けることができ、腕の動きが無駄なく、ぜんまいを巻き上げる力に変換される。
●SPRON
セイコーの独自素材SPRONは、耐久性・耐食性・耐磁性・耐熱性に優れ、動力ぜんまい、ひげぜんまいの双方に使用されている。このように素材開発から手掛けることが、長く愛用できる機械式時計を生み出しているのだ。ちなみにセイコーは半世紀以上前から、ぜんまいの開発と製造に取り組んでいる。
●ダイヤショック
耐衝撃性を向上させるためにセイコーが開発・製造した耐振構造がダイヤショック。てんぷ等の軸受けとして備えられ、急な衝撃を加えられても高い安定性を保つことができる。
協力/セイコーウオッチ
http://www.seiko-watch.co.jp/presage/
文/編集部