■過去の栄光にすがろうとする男
最後は、過去の栄光(というほどでもないですが)についての話。どうやらアラフォーに突入すると、男性ほど「昔の俺はすごかった」トークが披露される頻度が高まる傾向があります。例えば「子供の頃は勉強がめちゃくちゃできた」「●年前に会社で賞をもらった」「ゼミの先生からは大学に残れと言われた」などなど、今の実績というより、過去の実績を自慢したがるようです。
「以前、お付き合いしていた42歳の男性は、まさにこの武勇伝が凄かった。勉強で苦労したことはないとか、昔はモテたとか、新入社員で入った会社では社長賞を取ったとか……聞けば聞くほど、今はどうなのよ?って突っ込みたくなりました」(30歳・印刷関連)
この武勇伝の量については、35歳以上の独身男性とは関係なさそうですが、年齢とともに男性のほうが過去の栄光にすがりたがる傾向は強いのかもしれませんね。
今回の話は、男性にフォーカスしましたが、女性だって35歳をすぎると、同様にこだわりが強くなる傾向は否めません。年齢が上がるほど新しい刺激を受け入れるのは難しいことかもしれませんが、何歳になっても、相手の話に合わせたり、新しい価値観を受け入れる柔軟な姿勢は、失わないようにしたいですね。
★今回の教訓★
こだわりは 持つほど人生 せばめてる?
文・イラスト/おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト。水商売やプロ雀士などを経験し、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と男女の特性を踏まえたコミュニケーション術を研究。現在多方面にて活動中。ブログ(http://oshimarie.com)