■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!
「グランピング」という言葉をご存知だろうか? 「グラピング」とは「グラマラス(glamorous)」と「キャンピング(camping)」を掛け合わせた造語。キャンプとはひと味違ったハイクラスな過ごし方ができる新しいアウトドアレジャーのスタイルとして注目されている。この流れはキャンプ用品にも拡大しており、国内キャンプブランドを擁するロゴスコーポレーションが、新たにグランピング用品を発表した。シリーズ名は「LOGOS GLAMOROUS」。国内キャンプメーカーでは初の試みだ。
ロゴスの既存製品『スペースベース デカゴン』をベースに、サイズアップした『ロゴス グラマラス デカゴンテント720』。明るいカラーで、より開放感のある空間にしている
同社独自のパネルシステムの出入り口。ファスナーをスライドしなくてもいいので、開閉は静か。ドアのように左右に押し開けるので、テントに不慣れな人も利用しやすい
現在、日本のグランピング施設で用いられているのは、海外メーカーのコットン製(コットン混紡製を含む)大型テント。日本のテントではなかなかお目にかかれないビッグサイズとタフさで選ばれている。
「LOGOS GLAMOROUS」ではフロア面積39.5m2(約24畳)の『ロゴスグラマラス デカゴンテント720』と同15.2m2(約9畳)の『ロゴスグラマラス オクタゴンテント』と、2つのテントをつなぐ『ロゴスグラマラス トンネルタープ』を用意。いずれも「テトロンコットン」を採用している。テトロンコットンとは、吸湿性を持ち湿度の高い夏を快適に過ごせるコットンと、速乾性が高くタフなポリエステル合成繊維=テトロンの混紡素材だ。
「テトロンコットンは一般的なキャンプ用テントでは重すぎて扱いにくいのですが、非常にタフ。常設が想定されるこのシリーズに適していると考え、テトロンコットンを採用しました。協力工場で1年以上実地テストを行っていますが、大きな劣化も見られません」(ロゴスコーポレーション 広報担当 利本季隆さん)