「つくる電気」も「使う電気」も家にまかせた!
とりわけ都市部において歴史的な住宅高騰が続いている。
家選びのカギは利便、コスパ、デザイン……。しかし環境優先時代の、そして災害多発時代の日本の家選びに加えたいのは、家自身が自立したひとつの頭脳として自然との親和性や耐性を備えることだ。
2027年4月。新たな住宅基準「GX ZEH」が始動する。GXとは「グリーン・トランスフォーメーション」、ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の頭文字である。
「石油や石炭など化石燃料を使用しそれに従って経済発展を目指する社会から、太陽光や風力など自然エネルギーを用いてCO2削減や経済成長を目指す社会への転換。さらにはより高性能な太陽光パネルや蓄電システムを導入し、より高い断熱性能をもち、より効率的な自主運用ができる家(GX ZEH)で、電気を「作る」と「使う」のバランス「±0以上」を目指すことが急務となっています」とはパナソニックエレクトリックワークス社の山元さん。
早い話が「ずっと夢見てきた未来」を現実にしようとしているのだ。
現在、カーボンニュートラル社会の実現に向けて焦点となっているのが、家庭におけるエネルギーシフト。家庭から排出されるCO2のうち、約半分を占めているのが冷暖房や給湯といった熱エネルギーだから、ここを改善することは大きな好影響を及ぼす。
そんな「家から改善」を支える技術がエネルギーを賢く制御する高度なHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)であり、その分野でトップランナーとして知られるのがパナソニックのHEMS「AiSEG3(アイセグスリー)」だ。
電気は「売る」から「使う」時代に
かつては太陽光で創った電気は「売れば利益」が得られた。しかし現在、家庭向けの電気料金が上昇を続ける一方で、電力の売電単価は下落傾向。太陽光発電によるクリーン電力は「売るよりも、家の中でうまく使う」方が、環境負荷低減においても経済合理性においても理にかなっているのだ。
「しかし、環境のためにと、猛暑の中でエアコンを控えて体調を崩してしまったり、こまめに家電を入り切りしたりするような無理な節電を重ねる生活は続けられないだろう。
そこで真価を発揮するのが、住まい全体のエネルギーを統合制御するHEMSだ。パナソニックの「AiSEG3」は住まい全体の創エネ・蓄エネ・省エネ機器を連携させ、暮らす人に我慢や手間を強いることなく、自動で最適化を図る「クリーンライフの司令塔」なのである。
手軽にエコ&エコな毎日を暮らす
「AiSEG3」の最大の特徴は「AIソーラーチャージPlus」だ。AIが翌日の天気予報(日射量予測)と家庭ごとの過去の電力使用実績を分析。「明日は晴れて発電量が余りそうだ」と予測される場合、夜間のエコキュート(給湯機)の湧き上げをあえて抑え、日中に余った太陽光エネルギーで湯を沸かすなどする。
さらに発電に余裕がある場合には「余剰電力連動機能」が作動。余剰エネルギーでエアコンを作動させすることで、無駄なく快適な住環境にチューニング。手放しでエコノミカルでエコロジカルな暮らしを実現してくれるのだから、新築住宅を考えるなら「AiSEG3」の導入に迷う必要はない。
近年、激甚災害が多発。防災省も立ち上がったばかりだが、「AiSEG3」は災害レジリエンス(災害への備え)の面でも役に立つ。たとえば大雨や台風などの警報が発令されると、自動的に蓄電池をフル充電に切り替え、給湯器の湧き増しを行い、電動窓シャッターを閉めて非常時に備える。停電時にも「あと何時間電気が使えるか?」等を可視化することで大きな安心をもたらすのだ。
クリーンエネルギーは誰のもの?
従来、カーボンニュートラルやクリーンエネルギーといった環境課題について熱心なのは、環境意識の高い人が中心だった。なぜなら知識も実践も、それなりに努力や我慢を強いたからだ。しかしこれからは違う。「GX ZEH」やHEMS「AiSEG3」を味方につけることで、気負わず(しかも長い目で見てオトクに!)、環境負荷が少なく、快適で安心が実現できる。クリーンエネルギーの手札は、もう誰しもの目前に開かれているのだ。
文/前田賢紀




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